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脱!初心者講座

もうちょっと奥まで踏み込んでバイクを楽しみたい方へ。
ちょっとしたライディング考ですが・・・

脱!教習所

125cc以上のバイクに乗ってみえる方の大半は教習所で2輪免許を取られたものだと思います。 教習所ではバイクの乗り方を教えてくれるわけですが、はたして本当にその乗り方でいいのでしょうか??? グランプリで世界中のサーキットを走っているGPライダー達は至高のライディング技術を持っています。(あたりまえのことだけど^^;) そのGPライダー達は教習所で教えられるような乗り方をしていますか?? 答えはNO! 人それぞれ乗り方は少しずつ違いますが、少なくとも教習所で教えてくれる乗り方はしていません。 「そりゃ、あの人達が走っているのはWGPだもん。違うに決まってら!」 と言う方がみえるかもしれませんが、所詮はバイク。僕にしてみれば、走っている限界が違うだけ。ライディングそのものの本質的な部分は待ち乗りもサーキットも全く同等のもの。 バイクに乗って走っているのには変わりないんですから。

「バイクに乗るときは背筋を伸ばして、脇を締めて、ひざでニーグリップをしっかり。ブレーキ、クラッチは4本指で・・・」と、教習所では教えてもらえますよね。
でも、WGPライダーはそんなことしていません。僕もそんな乗り方はあまりしません。
確かに、昔のバイクに乗るときや極低速で走るときなどは有効な乗り方です。しかし、スポーツとしてバイクを楽しんだり、よりいっそうライディングの技術を上げるにはそんな乗り方ではできません。
だいいち、力任せにひざでニーグリップなんかしたらスムーズに荷重移動できないでしょ。今からもっとバイクを楽しめるような乗り方をお教えします(^^)
教習所の乗り方なんて、免許を取ってしまえば忘れちゃってもいいんですから。

まず座る位置ですが、いちばん運動性を発揮しやすい位置に座ります。
バイクをスタンドにたてた状態でステップの上に立ってみて、そのまま座ればいいのですが、このままでは教習所の域を越えられません。
ちょっと色を付けて、ステップの上で身構えるように座ってみましょう。サッカーのPK戦のゴールキーパーになっているような感じです。いつでもどこでも即座に左右に体重移動できるような座り方。そんな座り方を心がけましょう。
そんな感じで座ったことを確認して、何も考えずにハンドルに手を伸ばします。肩に力を入れずに「すっ」っていう感じでハンドルに手を伸ばしてみましょう。下半身は身構えて、上半身はリラックス。そんな感じです。(ちょっと難しいかも・・)
グリップは、そっとヒヨコちゃんを抱くように優しく握ります。レバーを操作する指は、自分の操作しやすいかけ方でいいんですけど、操作したときに肩や腕に力の入らないようなかけ方を研究してください。ちなみに、教習所で教えてくれる「4本掛け」はおすすめできません。
今のバイクのブレーキは非常に高性能だし、クラッチもかなり軽くなっています。4本指でかける必要はないんです。レーサーでは人差し指1本でかける人もいるぐらいですから。
おすすめは人差し指と中指の「2本掛け」ブレーキをかけたままアクセルを操作できますし、ステアリングの動きを関知しやすく、デリケートなレバーの操作も可能です。一度試してみましょう。
そんな乗り方で走り出してみましょう!


一歩上の走り方


そんな感じで走り出してみたら、できるだけスムーズにバイクを操るように心がけてみましょう。
曲がるときも、アクセルをあけるときも、ブレーキをかけるときも、ギアチェンジをするときも、じんわりスムーズにバイクにできるだけショックを与えないように。
どんなに速い動作をするときでも、じんわりやることを心がけてください。できなくても心がけることがライディングを上達させます。


「曲げる」楽しみ方


交差点で、コーナー、バイクを「曲げて」みましょう。「曲がる」のではなく「曲げる」んです。旋回させるんです。
ようは、バイクの旋回性をできるだけ引き出して曲がってみよう!と言うわけです。
まず、2輪車に備わっている「自動繰蛇機能」を最大限に発揮させることを考えます。
そのためには、ハンドルにかけている腕には力を入れないこと。バイクは自分でハンドルを切らなくても、ちょっとしたバランスの変化を与えてやれば自動的に蛇角がついて曲がってくれるんです。
その自動繰蛇機能を発揮して、さらにハンドルにかかっている腕から発揮していることを確認やることが大切です。
しっかり身構えている下半身からはバイクにバランスの変化を与えてやります。下半身でバイクを曲げてやるんです。

やってみないと難しいでしょうから、ちょっと実践的に・・・
まず、直進している状態からコーナーが迫ってきたらアクセルを戻したり、ブレーキングで減速。曲がる方向と反対側の足「外足」を「ぐっ」っと踏み込みます。踏み込んで、コーナーにジャンプするような感じです。
そして、曲がる方向にあるステップの上の「内足」を土踏まずから足先に踏み変えます。コーナーに向かって歩き出すような感じです。ジャンプするように運動性を与えておいて、コーナーに歩き出していく感じをしっかりと確かめます。
このときに自動的にハンドルが切れる自動繰蛇機能が働きます。コーナーに歩き出すことによって自動繰蛇機能が発揮されるんです。腕に力が入ったり、上半身がリラックスしていないと自動繰蛇機能は発揮できません。ステアリングが切れているというのがわからない場合は、もっと上半身をリラックスできるように工夫してみましょう。
「ぐいっ」っと、曲がる手応えを感じ取ったらアクセルを開け始めます。できるだけ開け始めのショックを耐えないようにスムーズに開け始めます。バイクがコーナーの出口を向いたところで「ぐっ」っと本加速です!


感じ取ること


路面の状況、タイヤへの荷重のかかり具合、ステアリングの動き、サスペンションの動き、エンジンの息吹、フレームのしなり具合に至るまで、ぐっっと神経を集中して感じ取ってみましょう。
最初のうちは難しいですが、だんだんわかるようになってきます。バイクという一つの「生き物」を感じ取り、効果的に働きかけることによってバイクはもっと楽しくなっていきます。
コーナーが近づいてブレーキング開始。フロントサスが「ぐいっ」っと沈んで、タイヤに「ぐっ」っと荷重がかかってタイヤが路面にのめり込む。
ブレーキを「すぅ〜」っとリリースしていくと同時に外足に「ぐっ!」っと荷重をかけて内足を「すっ」っと踏み変えると「ぐいっ」っとフロントタイヤが切れ込んで、バイクの向きが「ぐいっ」っとかわってアクセルを「ぐぅぅ」っと開けていく。
そんな感じで感じ取ってみましょう。

大切なのはバイクと一体化すること。そして路面の状況、サスペンションの動き、エンジンの鼓動、果てはフレームのしなり方まで自分の五感をフルに使いきって、バイクを、地球を感じ取ってみましょう。
もっとバイクの奥深くまで自分自身が冒険できますよ!

バイク乗りだったころに書いた記事です^^;

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